どんな職業か
高齢者や、障害があり自立して日常生活を送ることが困難な人など、社会福祉施設に入所したり通所で利用する人々の世話をし、話し相手ともなる。 基本的な仕事は、施設の利用者がより自立した生活を送れるよう、援助していくことである。 生活全般の自立が難しい場合には、食事、入浴、排泄の世話をはじめ、身体を動かす必要のあるときには介助し、清潔を保つなど、様々なケアをする。目の不自由な人には、読み書きの代行をしたり、歩行が不自由な人には車椅子を押すなど日常生活を助ける。 単に介助をするだけでなく、本人の能力や気力を引き出すように働きかけ、レクリエーションを計画したり、周りとコミュニケーションをとって楽しく前向きに暮らせるようにすることも大切である。 介護の記録をつけたり、報告書や会議を通して、生活相談員(生活支援員)、看護師、栄養士、調理員といったスタッフと連携をとり、チームワークで仕事を進める。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 車椅子、介護用ベッド
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 傾聴力 | 4.4 | 222 / 498 | 上位45% |
| 対人援助サービス | 3.6 | 107 / 498 | 上位21% |
| 他者の反応の理解 | 3.5 | 231 / 498 | 上位46% |
| 説明力 | 3.3 | 358 / 498 | 上位72% |
| 文章力 | 3.2 | 321 / 498 | 上位64% |
| 読解力 | 3.1 | 372 / 498 | 上位75% |
| 指導 | 3.0 | 360 / 498 | 上位72% |
| 説得 | 3.0 | 300 / 498 | 上位60% |
| 他者との調整 | 3.0 | 331 / 498 | 上位66% |
| 継続的観察と評価 | 2.7 | 324 / 498 | 上位65% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 顧客サービス・対人サービス | 2.7 | 115 / 508 | 上位23% |
| 心理学 | 2.5 | 40 / 508 | 上位8% |
| 医学・歯学 | 2.5 | 48 / 508 | 上位9% |
| セラピーとカウンセリング | 2.3 | 44 / 508 | 上位9% |
| 社会学 | 1.8 | 74 / 508 | 上位15% |
| コミュニケーションとメディア | 1.8 | 136 / 508 | 上位27% |
| 教育訓練 | 1.7 | 110 / 508 | 上位22% |
| 事務処理 | 1.5 | 334 / 508 | 上位66% |
| 日本語の語彙・文法 | 1.4 | 288 / 508 | 上位57% |
| 人事労務管理 | 1.2 | 226 / 508 | 上位44% |
アビリティ
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| トラブルの察知 | 3.4 | 184 / 426 | 上位43% |
| 筋力 | 3.1 | 34 / 426 | 上位8% |
| 持久力(スタミナ) | 3.1 | 55 / 426 | 上位13% |
| 発話表現 | 3.0 | 227 / 426 | 上位53% |
| 発話理解 | 2.9 | 228 / 426 | 上位54% |
| アイデアや代案を数多く生み出す力 | 2.8 | 189 / 426 | 上位44% |
| 平衡感覚 | 2.8 | 50 / 426 | 上位12% |
| 記述表現 | 2.8 | 257 / 426 | 上位60% |
| 演繹的推論 | 2.7 | 242 / 426 | 上位57% |
| 帰納的推論 | 2.7 | 227 / 426 | 上位53% |
仕事内容
- 社会福祉施設に入所したり通所で利用する人たちの保護・介護・援助を行う。
- 利用者の状況に応じて、介護計画を作成する。
- 利用者の状況に応じて身体介助や生活全般の援助をする。
- 障害者福祉施設で障害の状況を踏まえた介助や生活支援をする。
- 老人福祉施設で健康状態や残存能力に応じた介助や生活支援をする。
- 利用者の自立に向けた日課や訓練を考える。
- 利用者の気力や能力を引き出すために、施設でのレクリエーションを計画し、実行する。
- 看護職員や医療機関との連絡や調整をする。
- 必要に応じて利用者の家族への連絡や調整をする。
- 必要に応じて利用者間の人間関係を調整する。
- 利用者やその家族を送迎する。
- 利用者の家族に、介護技術を伝える。
- 学校と連絡を取り、児童福祉施設にいる児童の発達段階や個性に応じた生活指導をする。
- 介護職員の勉強会を開催する。
- 法人やグループの委員会活動を行う。
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、大学や専門学校等で社会福祉について学び、介護福祉士等を取得した人の就職が多い。 高齢者や障害のある人など、日常生活や心身の機能に困難のある人と接することが多いため、それぞれの状況について深い知識と理解が必要である。また、障害の内容や程度について正確に知っていること、全ての利用者に公平に接していくことが求められる。利用者を介助するための体力と責任感も必要である。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 高卒 | 0.4 |
| 専門学校卒 | 0.2 |
| 大卒 | 0.2 |
| わからない | 0.2 |
| 短大卒 | 0.1 |
| 修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む) | 0.0 |
関連する資格
- 介護職員初任者研修修了者
- 介護福祉士
給料
賃金構造基本統計調査では「介護職員(医療・福祉施設等)」として集計されています(2023年・全国)。この区分には2の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 263.6千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 550.6千円 |
| 平均年齢 | 44.4歳 |
| 平均勤続年数 | 8.2年 |
| 労働者数 | 124,450人 |
男女で見た給与
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤236.5千円
- ≤246千円
- ≤258.8千円
- ≤274千円
- ≤291.8千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「サービス職業従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率3.1%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人249.7千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比25.8%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比25.6%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
サービス職業従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- サービス職業65.6%
- 販売9.6%
- 事務6.6%
- 専門的・技術的職業6.2%
- 生産工程4.2%
- 運搬・清掃・包装等2.9%
- その他4.2%
この分類に入った人のうち、34.4%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
高齢者や障害のある人のための施設などが職場であり、多くは老人福祉施設で働いている。特に、生活全般の自立が難しい高齢者や認知症の高齢者を主な対象とする特別養護老人ホームで働いている人が多い。この他、介護保険制度に基づく介護老人保健施設、介護医療型施設(病院)でも多くの介護職員が働いている。 公益財団法人介護労働安定センターの令和6年度介護労働実態調査における回答者をみると、就業者の平均年齢は48.7歳で、女性比率は約75.2%となっている(2024年10月時点)。 24時間介護サービスを提供している施設が多いため、交替勤務や夜間勤務がある。 介助の仕事は、寝たきりの人の体の向きを一定時間ごとに変えたり、ベッドから起こしたり、入浴の手伝いをしたり、身体を拭いたりするなど、体力が必要な動作が多い。 人口の高齢化に伴い、高齢者介護に対する需要は更に高まることが予想され、障害者のための施設に対する需要も高い。介護人材の大幅な不足に対応するため、介護保険による事業所への介護報酬の改定もたびたび行われており、人材確保や処遇改善を目的として、一定の要件を満たした介護事業所への加算手当が拡充されるなど、労働環境や賃金の改善が図られている。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- 訪問介護員/ホームヘルパー近さ 0.838
- 保育士近さ 0.703
- 看護師近さ 0.683
- 看護助手近さ 0.663
- 障害者グループホーム世話人近さ 0.653
- 学童保育指導員近さ 0.637
- 児童指導員近さ 0.632
- 障害者福祉施設指導専門員(生活支援員、就労支援員等)近さ 0.621
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)